メリーチョコレート×蔦屋書店
チョコレートと本、文房具がつくる豊かな時間

2025.11.25

「メリーズラボ」では、チョコレートの新たな楽しみ方を発信するため、様々な専門家との対談記事を掲載しています。今回は、本や雑貨のあるライフスタイルを提案している蔦屋書店さんに、本や雑貨のあるライフスタイルにチョコレートが加わるとどのような広がり、楽しみが生まれそうかを聞いてみました。
前編ではチョコレートと本を、後編ではチョコレートと本と文房具のある豊かな時間についてのお話しをご紹介します。

右から代官山 蔦屋書店の人文コンシェルジュ・宮台さん
同じく文具コンシェルジュ・佐久間さんです。
メリーチョコレート ショコラティエ小池

もくじ

おすすめ商品のご紹介

■チョコレートと本:ブックコンシェルジュの考える、
本のあるライフスタイル

小池:本日はお忙しい中、お時間をいただきありがとうございます。まず、お二人にとって本とはどのような存在でしょうか?

宮台さん(以下宮台):私にとって本は、好奇心の源であり、生活そのものです。職場でも家でも、常にそばにいる存在ですね。蔦屋書店の棚作りで心がけているのは、お客様が目的の本と出会い、ワクワクする気持ちを提供できるような空間を作ることです。

佐久間さん(以下佐久間):私も毎日本がたくさんあるところで仕事をしていますが、家に帰っても本だらけです。新しい商業施設に行っても、流行りのレストランよりも、本屋さんと文房具のフロアに行くと、すごく落ち着きます。本棚と向き合っている時間も好きですね。まだ読んでいない本を手に取り、タイトルや装丁を見て、今自分が欲しいものは何かをじっくり選ぶ時間が好きです。

小池:電子書籍ではなく、装丁された本だからこそ得られることもありそうですね。
手触りや空間などを感じながら、チョコレートと本をわくわくしたり、気持ちを落ち着かせたりして楽しむことができそうです。

■もしもチョコレートを楽しむ本棚をつくるなら

小池:もし蔦屋書店様にチョコレートを楽しむための本棚を作るとしたら、どのような本を選びますか?

宮台:チョコレートの歴史やレシピはもちろん、チョコレートにまつわる物語、おやつの世界について書かれた本などを選びたいですね。チョコレートは、おやつの世界の中でも贅沢で特別な存在だと思うので、非日常を味わえるファンタジーもいいかもしれません。メリーチョコレートさんの店舗限定ブランドのルルメリーのイラストも素敵ですよね。自然の中でチョコレートを食べる喜びが伝わってきます。

※こちらのチョコレートを楽しむための本棚は今回の取材のために特別に作ったものです。

小池:いいですよね、私としてはチョコレートを作る勉強をしているときに、カカオ豆からこだわってチョコレートを作られている方の本がためになりました。勉強にもなるし、読んでいて面白いです。またチョコレートの歴史を知ると、チョコレートの価値観が変わってきますよね。例えば、ヨーロッパで昔は薬のように扱われていたとか、南米では偉い人が滋養強壮に飲まれていたという話を知ると、チョコレートの味わいも変わってきます。

読書のお供にもぴったりな蔦屋書店限定 ルルメリー 季節のショコラサブレ(ハニーアールグレイティー)

■人文コンシェルジュ宮台さんおすすめ、チョコレートを楽しむための本のご紹介

チョコと劇作家の意外な共通点が面白い
『学校では教えてくれないシェイクスピア』

宮台:チョコレートは、昔から世界中で長く愛されています。シェイクスピアも世界一売れている劇作家で、シェイクスピアをもとにした作品がたくさんあります。共通点は、どちらもその存在感と魅力を保ちながら、時代に合わせて様々な形や変化を楽しむ作品がうまれていることでしょうか。長く愛さているものの秘密がこの本を読むとわかるかもしれません。

親子で楽しみたい、魔法のようなチョコレートのお話し
『チョコレート屋のねこ』

宮台:チョコレート屋さんの絵本もあります。この本はちいさなチョコレート屋さんのねこのちょっとした冒険がきっかけで、さまざまなチョコレートがうまれていくお話。読んでいると思わず食べたくなってくること間違いなしの一冊です。

身もこころもとろける、チョコレートエッセイ
『うっとり、チョコレート』

宮台:忙しい方にも気軽に読めるように、短いアンソロジーや、チョコレートに関するエピソード集などもいいかもしれません。人気の作家さんの色々な視点でチョコレートのある物語が楽しめます。江國香織さんの「よその女」のエピソードはちょっとドキッとしますよ。

どうやってできているのか?どう楽しめばよいのか?知的好奇心を満たす本。
『チョコレートの手引き』

宮台:チョコレートを知りたいなら、カカオからチョコレートへの過程を美しい写真やイラストと共に紹介した本もおすすめです。作り手の想いやチョコレートのストーリーを知ることで、チョコレートの味わいが豊かに深まってくると思います。

豊かな自然を感じながらチョコレートを味わいたいときに。
『センスオブワンダー』

宮台:『センスオブワンダー』のような、自然とつながる本も素敵な1冊です。
天気の良い日には、外で本を読みながらチョコレートを食べるのもいいと思います。
五感をひらいて世界とのつながりを取り戻す時間にぴったりです。ルルメリーのような商品とギフトセットにしてお渡しするのもおすすめです。
※写真のしおりは今回ルルメリーと蔦屋書店で作ったしおりです。

 

忙しいとき、悩んでいるときのご褒美チョコレートタイムに。
『女性のための「セルフラブ」ワークブック』

 

 

小池:バレンタインの時期には、自分へのご褒美としてチョコレートを買う女性も多いので、自己肯定感を高める本もいいかもしれません。
宮台:チョコレートと共にセルフラブのワークブックに取り組んでみてはいかがでしょうか。この本は読みながら、実際に書き込んでいく一冊。チョコレートと共に、自分自身に愛をそそぐ時間をつくることで、心が軽くなって、明るい気分になっていきます。

■まとめ

小池:たくさんの本をご紹介いただきありがとうございます。「本」「チョコレート」というキーワードからここまで切り口が様々に広がることに感動しました。直接チョコレートが題材になる本に留まらず、共通点を探してみたり、チョコレートやお菓子そして本そのものが持つ叙情的な要素からコーディネートを考えるようなアプローチは宮台さんのご提案の中で気づかせて頂いた発見で、とても新鮮に感じました。素敵な選書を受けて、私も読書欲が膨らみます!

後編では、文具コンシェルジュの佐久間さんにチョコレートと本と文房具のあるライフスタイルについてお伺いしてみたいと思います。

蔦屋書店
感性を刺激する居心地のいい空間のなか、各ジャンルに精通したコンシェルジュが、本を中心にライフスタイルを提案する書店。2011年に開業した代官山 蔦屋書店を皮切りに、全国各地にその土地の特性・ニーズに合わせた店舗を国内外で展開。

今回お話しをいただいた方

おすすめ商品のご紹介

ルルメリー

「RURU MARY’S」とは、”もっとおいしく、もっとたのしく時間が生み出すコミュニケーション”をコンセプトとしたブランドです。

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