【パフェ専門店に学ぶ】夏休みの自由研究とご褒美時間に♪親子でできるチョコレートパフェレシピ

2025.7.29

暑い夏にぴったりのデザートといえば、ひんやりとしたパフェ。特にチョコレートを使ったパフェは、甘さとほろ苦さが絶妙に絡み合い、毎日を頑張る私たちにご褒美のひとときを演出してくれます。

前回のパフェ作りの心得に引き続き、メリーズラボの小池が、パフェ専門店『and parfait(アンドパフェ)』のオーナーパティシエ杉田さん(https://www.instagram.com/and_parfait/)を訪ね、家庭で楽しむためのオリジナルレシピについて対談しました。
夏休みシーズンということで、身近な素材を使って親子で楽しめるレシピをご紹介いただきました。夏休みの自由研究やそのあとのご褒美にぴったりですので是非お楽しみください。

前回の記事はこちら

もくじ

おすすめ商品のご紹介

右:『and parfait』杉田オーナーパティシエ(以下杉田)
左:(株)メリーチョコレートカムパニー マーケティング本部研究開発部 小池ショコラティエール(以下小池)

■パフェ作りをするにあたって

小池:いよいよチョコレートパフェのレシピをご紹介します。
前回はパフェ作りの心得を教えていただきましたが、今回は実際に家庭でパフェを作る際に気をつけるべきポイントを教えてください。

杉田:家庭でパフェを作る際に気をつけるべきポイントは、ずばり「キレイに」作ることを徹底することです。
作業環境の衛生概念はもちろん整理整頓、飾り付けでは、パフェは断面や上部の飾り付けが大切です。手をしっかり洗い、作業台や道具は常にキレイにパフェの断面や飾り全てを全方向から見てキレイにすることが大切です。

小池:家庭でパフェを作る際に便利な道具や材料はありますか?

杉田:特殊な道具は必要ありません。自分の手を使ったり身近な道具を工夫すれば大丈夫です。材料としては、市販の板チョコ、ジャム、クッキーなどが便利です。

小池:家庭で作るパフェをより美味しくするための秘訣はありますか?

杉田:秘訣は、「おいしい+おいしい=おいしいではない」を意識して組み合わせの美味しさを大切にすることです。例えば、甘い苺に甘い生クリームを合わせると、どちらも単品で食べればおいしいですが、合わせると甘すぎて苺の甘さがわからなくなることがあります。組み合わせたときの美味しさを大切に考えていきます。

■メリーズラボオリジナル チョコレートバナナパフェレシピ

小池:次にパフェについて実際に学んでいきたいと思います。これから夏休みシーズンになるということで今回は親子で楽しめるパフェというテーマに伺いたいと思います。

杉田:今回は子どもたちの夏休みの思い出づくりと、がんばったあとのご褒美タイムを兼ねた「チョコレートパフェ」をご紹介いたします。
ご自宅で作るということで、身近で手に入れやすいバナナでレシピをご紹介します。

またバナナの産地のことなども調べて、親子で学びながらおいしい時間をお過ごしいただけたらと思います。バナナは甘くて高級なものがありますが、実は高地栽培しているため輸送費の分、価格が高騰しています。そのような素材の背景を調べてみたり、パフェの語源や歴史、パフェの日などの関連情報を調べてみても面白いと思います。

小池:身近にあるバナナにもそのような背景があると知ると見方も変わりますね。
ありがとうございます。それではいよいとパフェのレシピについて教えてください。

メリー×and parfait
杉田さん監修 メリーズラボオリジナル チョコレートバナナパフェレシピ
■チョコレートパフェレシピ
<材料> (1人分)
・カカオアイスデザート      1個
・チョコアイス          100g
・カカオサブレ          3枚
・ピスタチオ           1枚
・バニラアイス          100g
・オレンジジャム         25g
・メリーチョコレート (スイート) 20g
・生クリーム           20g
・生クリーム(ショコラクリーム用)60g
・バナナ             1本
・グラニュー糖          適量
・パフェグラス(100円ショップで販売しているプラスチック製も◎)
・パフェスプーン
<下準備>
①チョコアイス(100g)にカカオサブレ(3枚)を砕いて混ぜる。
②バニラアイス(100g)にオレンジジャム(25g)を混ぜる。
③ガナッシュを作る。メリーチョコレート(20g)に生クリーム(20g)を加え、湯せんで溶かす。レンジで50秒600Wでほど温めてから混ぜても◎、溶かしたガナッシュを冷蔵庫で冷たくなるまで冷やす。
④ショコラクリームを作る。生クリーム(60g)に7%の砂糖を入れ、9分立てに泡立てて、上記ガナッシュ(10g)をヘラで混ぜるクリームが固い方が層をつくりやすいので冷蔵庫で少し冷やしてもよい。

■ 盛り付け手順
①バナナを薄めにカットする。
②グラス底にチョコレートソース(ガナッシュ5g)を入れる。
③バナナの端をグラスに入れる。
④クッキーショコラアイスを入れる。
※24番ディッシャーがおすすめですがアイスが柔らかくなっているときにスプーンで丸めても◎、その場合は再度冷凍庫で固めた方がいいです。

⑤ショコラクリーム(15g)を平たく絞り入れる。

⑥輪切りバナナの断面をグラスに沿わせて並べる。

⑦バニラオレンジアイスを入れる
※18番ディッシャーがおすすめですがアイスが柔らかくなっているときにスプーンで丸めても◎、その場合は再度冷凍庫で固めた方がいいです。
アイスの高さはアイスの上面をグラス縁に合わせると盛り付けやすくなります。

⑧ショコラクリーム(20g)をグラス縁に絞り出す。
真ん中から外にならす。

⑨輪切りバナナを重ねて並べる ふちから少し出るくらいだと華やかになる。
(始めと終わりが重なると繋がっているようにみえて美しく仕上がります。)

⑩カカオサブレ1/2枚を砕いてバナナの上にまぶす。

⑪カカオアイスデザートをお好みの型で抜きます。
※お好みでグラニュー糖を表面にふってバーナーで炙るとカカオアイスデザートがカタラーナのような味わいでお楽しみいただけます。

飾り付けでミントやセルフィーユを飾ると彩りアップ♪

■ワンポイントアドバイス

杉田:以上がパフェのレシピになります。アドバイスとしましては、

・盛り付けは横から(断面)も上からも美しく、お子様や家族の好みに合わせてあなたや相手好みのパーフェクトを目指してください。
・ご褒美タイムは親子で一緒に盛り付けを楽しむと、夏の思い出がさらに深まります。
・大人の方はコーヒーやブランデー、ラム酒などで割ったチョコレートクリームかチョコレートソースのどちらかをつくると大人の味わいになります。
・バナナの種類や産地、パフェの由来、パフェの日などパフェにまつわることを調べると研究が深まるかもしれません。

小池:アレンジすることで、大人も子供も一緒にご褒美タイムを楽しめるのがいいですね。本日はありがとうございました。

■おわりに

夏休みの自由研究と、おいしいご褒美タイムを一度に叶えるチョコレートパフェ。皆さまの親子のひとときが、楽しく充実したものとなりましたら幸いです。

今回お話しをいただいた方

おすすめ商品のご紹介

カカオセレクション

ショコラトリー自慢のカカオスイーツ

芳醇な味わいのカカオサブレと、凍らせてひんやり楽しむカカオのデザートの詰め合わせです。

詳しくはこちら