一粒からはじまる
新たな価値

メリーチョコレートの3つの挑戦

メリーチョコレートは、チョコレート市場に新たな風を吹き込み、新しい味わいや素材、さらにはチョコレート文化の発展まで、チョコレートに関わるさまざまなことに取り組んできました。挑戦を続けることで、メリーチョコレートが成長するとともに、チョコレート業界発展の一翼を担ってきたと自負しています。

Challenge 01

感謝の想いをチョコレートに乗せて。
日本で初めてバレンタインフェアを開催。

1958年1月、メリーチョコレートの社員がパリに住む友人から一通の絵葉書を受け取りました。そこに書かれていたのは「パリでは2月14日はバレンタインデーといって、花やカード、チョコレートを贈る習慣がある」という内容。メリーの社員は、これをチョコレートの販促イベントに結びつけられないだろうかと考え、2月12日~14日の3日間、都内百貨店で日本初のバレンタインフェアを実施。しかし、当時バレンタインデーを知る人はなく、総売上はたったの170円でした。

それでもメリーは、その翌年もバレンタインフェアを開催し、贈り手と相手の名前を入れるハート型のサインチョコレートを発売。この斬新なアイデアが注目を浴び、バレンタインデーは徐々に知られるように。現在では、恋人だけでなく、感謝チョコ、ファミリーチョコ、友チョコ、ご褒美チョコなどで浸透しています。こうした日本独自の季節催事、ギフト習慣を提唱、発展、定着させた功績が高く評価され、2013年1月、日本記念日協会より「記念日文化功労賞」を授与されました。

Challenge 02

日本の伝統を世界へ。
今こそ定着している抹茶を、先駆けて取り入れる。

2000年、メリーチョコレートは、日本のブランドで初めて世界最大のチョコレート展「サロン・デュ・ショコラ パリ」に出展。当時、メリーが用意したのはホワイトチョコレートに抹茶を入れた抹茶チョコレート。自信を持って出品しましたが、現地では抹茶は全く知られておらず、「これはピスタチオか?」と問われるほどでした。

しかし、「日本の味と文化を世界に伝えたい」という想いから、メリーは抹茶のチョコレートをはじめ、さまざまな和の食材と組み合わせたチョコレートをひたむきに出品し続けました。そして2002年には、梅を使ったチョコレートが準グランプリを受賞。それ以降数々の賞を受賞し、メリーのチョコレートは世界で認められ高く評価されるようになりました。現在では、フランスでもゴマや醤油、紫蘇なども違和感なく用いられるようになり、メリーは和のチョコレートというカテゴリーをフランスで確立したと自負しています。今後も、日本独自の食材とチョコレートのマリアージュを探求し、日本から世界へ向けて「日本ならではのチョコレート」を発信していきます。

Challenge 03

素材へのこだわりと
飽くなきカカオの探求。

「素晴らしい音楽にアンコールが沸き起こるように、おいしい商品はお客さまが繰り返し求めてくださる」。この創業者の言葉にあるように、メリーはいつも、ギフトを贈るお客さまの心に寄り添いながらおいしいチョコレートを求め続けてきました。

素材のカカオは、産地や品質をセレクト。希少で香り高いフレーバービーンズをブレンドし、オリジナルの味わいに仕立てています。作業でも、大理石でチョコレートを練り上げて、なめらかさ、ピュアな風味を生み出す工程に24時間もの時間を費やしてベースのチョコレートを作ります。原料のミルクは一度ローストしたものを使用。キャラメルのような風味を感じる独特の味わいに仕上げています。

チョコレートのおいしさを追究するために、そしてお客さまに繰り返しお求めいただける商品を作るために、今後もメリーは素材と、そしてカカオと向き合い続けていきます。