-それぞれの視点でひも解くRURU MARY'Sの魅力-

2023.06.02

ディレクターの視点:小松﨑 裕寿

ブランドにまつわるストーリー

ブランドリーダーとして、RURU MARY'Sの全てに関わる領域で指示・進行管理等をする立場にいます。ブランドの方向性や、川上さんのアートワークに合わせてリーフレットなどの細かなデザインも担当し、パッケージなどの入稿から印刷までブランドの世界観が保てるように品質管理も行っています。川上さんとの窓口も私で、川上さんと相談しながらブランドのアイデンティティを構築しています。

ルル メリーのコンセプトは「ゆっくりと、豊かで、幸せな、楽しい時間を提供すること」。方向性を決定する際はこのコンセプトが体現出来ているかで判断をしています。丁寧さを感じたり、品の良さを感じつつも、楽しく親しみやすさも感じてもらうことが大切です。
RURU MARY'Sのベースはメリーチョコレート。70年以上チョコレートを作り続けてきたその歴史から影響をうけ、アップデートしているイメージです。RURU MARY'Sとメリーチョコレートは一つの線で繋がっていて、まったく別のものではありません。そのことを忘れず、こだわりを持ってブランド作りをしています。

RURU MARY'Sでは定番のお菓子を丁寧においしく作っています。お菓子自体はあえてオーソドックスに、その定番のお菓子を、川上さんの作るどこか懐かしさとあたたかさを感じつつも、見たことのない新しさを感じるパッケージで包んであげる。定番と新しさ、懐かしさと新しさのコントラストが魅力の一つだと思っています。

パッケージやお菓子は徐々にお客様の支持も増えてきています。ただやはり川上さんのイメージする本当のブランドの世界観はまだ伝わりきれていません。RURU MARY'Sの魅力を十分に知ってもらうためには、やはり心躍る空間が必要だと思いました。お菓子もデザインも一番魅力的に見える空間にしていきたいと路面店を創っています。

川上さんのデザインを具現化していく上で大切にしていることは、何度も何度も対話をすること。考えかたやイメージをシンクロさせて深く理解してくると、提案の良さもはっきりとわかってきますし、その良さをもっと磨ける意見も生まれます。デザイナーとディレクターが同じ方向を向き一緒に創り上げていくスタンスが大切だと思っています。
路面店は本当に魅力的な場所になっていますので、是非一度足を運んでいただきたいです。そして、今回新店舗オープンに合わせて開発した、ボンボンショコラ「ルル ショコラ」もぜひ味わってほしいですね。見た目も手仕事を感じる懐かしい雰囲気でとてもかわいいですし、チョコレートが本当においしいんです。私のおすすめはジャンドゥヤナッツです。しゃりしゃりとした食感がやみつきになります。

ブランド担当チームのメンバーが、私自身も含めて路面店の販売スタッフとして立つことがあります。いつもいるわけではないですが、チームメンバーならではの裏話が聞けるかもしれません。お客さまとの対話も大切にしていきたい店舗ですので、いろいろ話しかけていただけると嬉しいです。

RURU MARY'Sをきっかけに、メリーチョコレートが70年以上チョコレートを作り続ける中で育まれたおいしさをより多くの方に知っていただきたいと思っています。純粋に「お菓子って楽しい」って伝えることが出来るブランドに育てていきたいです。RURU MARY'Sは、おいしくて、デザインも魅力的で、品があるのでどんなギフトシーンにもマッチする。他にはなかなかないブランドだと思っています。ディレクターとして立ち上げから携わらせていただいて愛着もありますし、それ以前にお客としても一ファンで、本当に大好きなブランドです。

 小松﨑 裕寿(こまつざき ゆうじ)ディレクター
メリーチョコレート マーケティング本部 商品デザイン課にて、商品デザインやディレクション業務を行う。
2017年から RURU MARY'Sのブランドリーダー兼ディレクター。チョコレート一粒の味わいから世界観の構築に至るまでブランド全体に携わっている。

【Interview】それぞれの視点でひも解くRURU MARY’Sの魅力

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