メリーチョコレート Top > イベントリポート > 2005 第11回サロン・ド・ショコラ パリ ポルト ド・ベルサイユ
「2005年アワードショコラ特別栄誉賞」受賞でいただいた賞状
毎年、秋に行われる世界一の規模のチョコレート展「サロン・ド・ショコラ パリ」が、ポルト ドベルサイユにて10月22日~25日に行われました。この時期には催しを知らせるポスターがパリ中に貼られ、秋の風物詩となっています。年を追うごとに規模も拡大し、今では何時間も待たなければ、大きなエクスポ会場に入場できないほどの人気です。 メリーは2000年から参加し、2002年にサロンで発表した「マダムセツコ」のブランドは、和の素材を取り入れた和風な装いが日本ブームのパリっ子の心をつかみ、大人気となっています。そんなメリーが選んだ今年のテーマは「技」。 今年も昨年に引き続き、チョコレートデモンストレーションに参加し、「マダムセツコ」の「練り切り」を紹介しました。
22日(土)17時という一番良い時間帯のデモンストレーションには多くの人々が集まり、メリーのチョコレート職人の技の細かさと美しさに、拍手が鳴り止まない状態に。その結果、「マダムセツコ」はアワードショコラにおいて、「特別栄誉賞」を受賞。これはアワードショコラで初めての賞、150社ほどの出展社すべての中から、総合的に一番優れたブースに与えられる最も栄誉のある賞です。なんと審査員満場一致の結果ということでした。
「マダムセツコ」の新しいシリーズ「ショコラ ミレジメ」も、サロン開催時期に日仏同時発売しました。「ショコラミレジメ」は、古典的な和のモチーフを取り入れ、巧みに作り上げられた12種類の小粒チョコレート。ホワイトチョコレートのガナッシュに宇治抹茶を練り込んだ「抹茶」など、和と洋の素材の持ち味を生かし、その融合の妙を表現しています。可愛らしいデザインと多彩な味で、日仏両国で人気となりました。 ブースの展示物では、「マダムセツコ」は美女を描いた東洋と西洋の名画をテーマに選びました。東の代表として喜多川歌麿作の「高島屋おひさ」、西の代表としてレオナルド・ダ・ヴィンチ作の「モナリザ」をチョコレートで制作。メリーの職人の「技」で繊細な美人画を表現豊かに再現し、東洋と西洋で微妙に異なる美への認識や文化の相違を描きました。ここでも多くの方々が、完成度の高さに感嘆のため息をもらしていました。
デモで披露した練り切りの「さくら」。外側に練り切り餡、内側に薫り高い抹茶ガナッシュを使用。繊細な色合いと巧みな造形が芸術品のようです。
日仏同時発売した「ショコラ ミレジメ」。 ホワイトチョコレートに爽やかなオレンジの香りを添えた 「オレンジ」、カカオの重厚な味わいが楽しめる 「チョコレートクリーム」など味もデザインも多彩。
メリーのブースの前はいつも大人気でした。
西の美女「モナリザ」(右)と 東の美女「高島屋おひさ」(左)