REPORT イベントリポート
サロン・デュ・ショコラ パリ25周年記念式典レポート!
2019.10.25
今年のサロンは25周年のスペシャルイヤー。10月24日(木)にはサロン開幕に先駆けて25周年記念式典“Le Chocolat dans son Palais”がパリ8区にある歴史的建造物 グランパレにて特別限定展開で行われました。 日本ではメリーチョコレートの海外戦略ブランド「トーキョーチョコレート」のみが出展。約1,000名のフランスのセレブに新作チョコレートをプレゼンテーションし絶賛されました(写真は、大きなケーキを前に25周年を祝う主催者とパリ区長)。
グランパレはシャンゼリゼ通りに近いパリの中央にあり、エッフェル塔を世界に披露したパリ万博のために造られた宮殿様式の由緒ある歴史的建造物です。ファッションのパリコレの会場としても知られています。
エントランスには4頭立ての馬車をモチーフにした彫像が有名で、建物自体もガラス張りの宮殿となっていました。その中で会場として用意されたのは「ギャラリークールベ」という荘厳な回廊でした。主催者は、スピーチの中でこの由緒ある会場で歴史に残るサロン・デュ・ショコラ パリを開催することが夢だったと語っていました。実は、今回は、かなり開催が困難で一時は断念するかという時もあったのですが、主催者の強い意志と夢、温かい協賛者によって実現した展開だったとのことです。
歴史的建造物の回廊にビュッフェが並びました
25周年記念式典「ル ショコラ “Le Chocolat dans son Palais”」は、出展社も主催者が選んだ限定社、招待客も特別に選ばれた存在で、シークレットパーティーとして展開されました。
内容としては、サロン・デュ・ショコラ パリの歴史25年間の前夜祭を彩ったチョコレートドレスのファッションショーで最も素晴らしかったチョコレートドレス41作品の展示、フランスのセレブをもてなしてきた有名ガストロノミーのチョコレートビュッフェで構成されていました。
弦のように弧を描いて会場にずらりと並べられたチョコレートのドレスには、ジャンポール エヴァン、ショコラ シャポン、ベルナシオンなどトップショコラティエの力作が一堂に。その向かいには、ルノートル、ぺニンシュラホテル、また昨年パリにオープンしたダッサイロブションなどのチョコレートビュッフェが並びました。
記念式典がスタートしてドレスアップしたセレブリティが入ってきた様子は、これがヨーロッパの社交界かと目もくらむようなきらびやかさで、ベルサイユ宮殿の宴を彷彿とさせる絢爛豪華な光景が繰り広げられ圧巻でした。
トーキョーチョコレートは、セレブをもてなすべく、新作の「玄米茶と生姜」のショコラ、代表作MI-NA-MOの新作 梅酒をプレゼンテーションし、そのショコラに出羽桜 純米大吟醸「一路」と抹茶をアレンジした日本酒のチョコレートカクテルをマリアージュさせて提案しました。「玄米茶と生姜」は玄米茶の香ばしさとピリッとした生姜の味わいが絶妙なバランスと絶賛。またMI-NA-MOの梅酒も梅の酸味と日本酒が繊細な味わいを作り出していて上品という高い評価をいただきました。MI-NA-MOをご覧になって、あっMI-NA-MOだとおっしゃる方がいらっしゃったのも感激でした。
大石ショコラティエを知るお客様も多く、日本のショコラの優美さと和素材とのマリアージュに大変興味をもたれ、今後のサロン・デュ・ショコラ パリそしてトップチョコレート界での活躍を期待されました。あらたなパーティーへの招待などもありました。
主催者のスピーチでは、25年間、ここに集まっているショコラティエのみなさんに支えられてきた。みなさまには本当に深く感謝している。小さな会場からいつかこのグランパレで開催ができたらと夢見て続けてきた。今後もこの歴史的な25周年記念式典を機にもっと愛すべきチョコレートの世界を広げていきたいと抱負を語っていらっしゃいました。トーキョーチョコレートは、長くつきあっていただき、サロンを盛り上げていただいて本当にありがとうと壇上から声をかけていただきました。
サロン25年で最も素晴らしいチョコレートドレスの再現
トーキョーチョコレートも世界のトップのチョコレート界での歴史的な瞬間に立ちあい、世界に羽ばたいていけるよう決意をあらたにしました。